三千院 さんぜんいん
大原は、中国・山東省の仏教音楽「声明」の聖地である魚山に因んで、魚山と呼ばれるようになりました。 三千院は最澄が比叡山に建立した円触坊の後身で、応仁の乱後にこの魚山の中央に置かれ、皇子皇族が住職を勤めた門跡寺院です。大原バス停から三千院までは700mです。名物の漬け物屋などが並ぶ呂川沿いの道を登っていくと三千院に着きます。 御殿門をくぐると、靴を持って客殿、宸殿を見学します。
![]() 大原バス停 |
![]() 呂川沿いの道 |
![]() 土産物屋などが並ぶ |
![]() 御殿門 |
![]() 宸殿 |
宸殿から外に出ると、杉や楓が立ち、苔に囲まれた有清園で、往生極楽院が建っています。 往生極楽院には国宝の阿弥陀三尊像が安置されていて、左右の勢至菩薩、観世音菩薩は前屈みに大和坐りしていて珍しいです。 有清園から石段を上っていくと、紫陽花苑に金色不動堂、その上に観音堂が建っています。
![]() 往生極楽院 |
![]() 有清園 |
![]() 金色不動堂 |
![]() 観音堂 |
三千院から音無ノ滝へは15分ほどです。呂川沿いの道を登っていき、来迎院をすぎると大尾山への登山道に入ります。 来迎院は声明の修行の場として建てられたもので、ここから5分ほど登っていけば音無ノ滝に着きます。 音無ノ滝は、声明の修行をしていた僧の良忍が唱える声と滝の音が和して、滝の音が聞こえなくなったいう故事から名が付いたそうです。 また、岩肌を白糸をたらすように水が流れるからとも言われています。
![]() 音無ノ滝へ向かう |
![]() 来迎院 |
![]() 音無ノ滝 |
![]() 登山口 |
![]() 登山道 |
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